魂抜けてとぼとぼうかうか 天満の紙屋の主人治兵衛は二人の子を持つ身ながら小春と深い仲になり、金に詰まった上に親類への不義理も重なり、今度逢った折に心中しようと約束していた。煮売り屋で小春が河庄に来ていると耳にした治兵衛は、魂の抜けたとぼとぼとした足取りで河庄に来て戸口から小春の様子を伺い、そのやつれた姿に涙をこぼし、自分が来ていることを知らせたいと苛立つ。 紙屋治兵衛(坂田藤十郎) 平成21年10月歌舞伎座. エンタメの新着 記事一覧. 小春が身請けされる噂 それから十日ほど経った十月十四日、紙屋では女房おさんが丁稚の三五郎を叱りつけながら家事を仕切っていた。そこへ兄孫右衛門が叔母に当たるおさんの母と共にやってきた。治兵衛は慌てて算用をしている振りをするが、兄と叔母は世間で小春の身請けの噂をしていると語り、治兵衛を責めた。治兵衛は、その身請け話の主は自分ではなく太兵衛だと弁解し、おさんもそれを証明するので、二人は治兵衛に誓紙を書かせて帰っていった。 [左から]女房おさん(中村雀右衛門)、紙屋治兵衛(中村鴈治郎)、粉屋孫右衛門(中村富十郎) 平成8年1月歌舞伎座.
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関連キーワード エンタメ. エンタメの新着 記事一覧. 入管収容者の声聞いて 隠し撮り、映画「牛久」 茨城県牛久市の東日本入国管理センターに収容されている外国人の声を伝えるドキュメンタリー映画「牛久」が 東海テレビが救命救急センターに密着したドキュメンタリーを放送 名古屋掖済会病院(名古屋市中川区)の救命救急センター(ER)に密着したドキュメンタリー「はだかのER 女房の懐には鬼が住むか蛇が住むか おさんが二人を見送って、ふと見ると治兵衛は再び炬燵に寝転び、泣いている。おさんは夫を引き起こし「女房の懐には鬼が住むか蛇が住むか」と責め「その涙が蜆川へ流れ小春が汲んで飲むだろう」と恨み言を言った。治兵衛はそうではないと弁解し、あれほど堅く誓ったにも関わらず、十日も経たぬのに太兵衛に身請けされる小春の不実が憎いと語った。それを聞いたおさんは小春が死ぬ覚悟でいることを悟った。 [左から]女房おさん(中村雀右衛門)、紙屋治兵衛(中村鴈治郎) 平成8年1月歌舞伎座.
おさんと小春の女の義理立て おさんは小春に治兵衛と別れてくれという文を出した次第を語り、小春を殺しては女同士の義理が立たぬ、何としても治兵衛に小春を身請けして欲しいと、有り金を差出した上に、足らぬ分の質草に自分の着物まで用意した。. 子供の乳母か飯焚きか 治兵衛は小春の誠を知って気負いたつが、はっと気付き「お前はどうする」とおさんに尋ねた。おさんは涙を隠し「子供の乳母か飯焚き」になろうと答える。治兵衛は女房の罰が恐ろしいと手を合わせた。そこへおさんの父の五左衛門がやってきた。その場の様子を見た五左衛門は、治兵衛を罵倒しおさんを無理やり引っぱって帰って行った。 [左から]舅五左衛門(坂東吉弥)、女房おさん(中村雀右衛門)、紙屋治兵衛(中村鴈治郎) 平成8年1月歌舞伎座. 大和屋で示し合わせ心中へ 遊女大網 [左から]紙屋治兵衛(中村鴈治郎)、紀の国屋小春(中村扇雀) 平成8年1月歌舞伎座.
死出の旅「名残の橋づくし」 月の光を道しるべに二人は蜆川を西に見て天神橋、天満橋、京橋、御成橋と過ぎ、やがて網島の大長寺に辿りついた。橋の名を読み込んだこの「道行」は「名残の橋づくし」と名づけられている。.
大長寺 おさんへの義理から二人は髪を切って法体となり、大長寺の晨朝(じんちょう)の鐘が響くなか小春は治兵衛の刃をのどに受けて死に、治兵衛は別の場所に行って首を括って死んだ。. All Rights Reserved.
最初に | 市 | 状態 | コード | 売春婦 | 簡単セックス | ガールズ |
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遊女大網 | Ōami | 千葉 | JP | 3196 | いいえ。 | はい。 |
17.12.2002 | はい。 | 59 | 30 | はい。 | いいえ。 | 63 |
01.10.2014 | TYLK | 61 | TYLK | TYLK | 74 | いいえ。 |
現地時間 Asia/Tokyo
蜆川の賑わい 北新地は酔客たちで賑わっている。茶屋の河庄に来た紀の国屋抱えの遊女小春は、恋しい紙屋治兵衛と心中の約束をしていたが、二人の噂が世間に広まったため抱え主は治兵衛と逢うことを禁じた。一方で横恋慕している太兵衛との身請け話が進んでいる。今宵初めて来た侍客に向かい、小春は首を括(くく)るのと喉を斬るのとではどちらが痛いかと尋ねる。 【左】紀の国屋小春(中村芝雀) 平成27年4月歌舞伎座 【右】[左から]河内屋お庄(中村東蔵)、粉屋孫右衛門(市川段四郎)、紀の国屋小春(中村時蔵) 平成21年10月歌舞伎座. 魂抜けてとぼとぼうかうか 天満の紙屋の主人治兵衛は二人の子を持つ身ながら小春と深い仲になり、金に詰まった上に親類への不義理も重なり、今度逢った折に心中しようと約束していた。煮売り屋で小春が河庄に来ていると耳にした治兵衛は、魂の抜けたとぼとぼとした足取りで河庄に来て戸口から小春の様子を伺い、そのやつれた姿に涙をこぼし、自分が来ていることを知らせたいと苛立つ。 紙屋治兵衛(坂田藤十郎) 平成21年10月歌舞伎座.
近松門左衛門|文化デジタルライブラリー
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