芸談によく出てくる演芸場.駅から海側へ行ったところに昭和30年代まであったと『寄席切絵図』にある.駅南の線路沿いにも川崎演芸場があったはず.写真は本法寺(台東区寿)の塀に残る川崎演芸場の奉納文字. "川崎駅のそばに演芸場がありまして、その夜席がハネて酒屋で焼酎を一合コップで呑む"(楽屋助平列伝). 川崎宿を出はずれて,鶴見へ続く東海道.芭蕉句碑,"麦の穂をたよりにつかむ別れかな".碑は八丁畷駅そば.きれいに整備され,しっかり麦まで植えられていた. "お前起こして、八丁畷へ行くのはどう行ったらよろしゅうござんすかって、道を聞こうってんじゃねえんだ"(居残り佐平次). 川崎宿が舞台になるのは,圓朝の「粟田口霑笛竹」ぐらいだろう.川崎貸座敷組合が立てた川崎遊女供養碑は,宗三寺(砂子)の墓地の隅にある. "みなれねえ停車場だが、どこだい?そうですねえ……あっ、旦那、川崎です"(反対車).
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重いものを載せたり担いだり 遊女上丸子 3年 前 by 福田博通. 川崎市全7区に伝わる民話を題材にした連作落語.麻生区(あさおく)の作品は,弘法の松に関するもの.弘法大師がお手植えになった松で,高さ30mの巨松だったが,年の火事で焼けてしまった.新百合ヶ丘駅南の高台,こうぼうまつ公園にあたる.今の松は年に植えたものとある. "弘法の松は、その昔、幹の太さは八メートル、高さは三十メートルもあったそうじゃ"(弘法の松). 三年の間こゝに足を止めて、病人に加持祈祷などを致しましたから、帰依する者おびたゞしく「これはお礼でございます」といって、材木を納める者もあれば、瓦を納める者もある。金を納める者もあり、多くの人が寄り集まってこしらえましたのがたゞいまもって残っております川崎の大師堂、平間寺 (へいげんじ) でございます。 (三遊亭金馬 3 「身代り杵」) 『昭和戦前傑作落語全集』 第四巻,講談社
Population ja54
Kamimaruko (shang wan zi, shang wan zi, Maruko, shang wan zi, Kamimaruko, Маруко, 上丸子)
現地時間 Asia/Tokyo